都立高の男女別定員制、廃止を 教諭らが署名提出へ

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阿部朋美、三島あずさ
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 東京都立高の入試で、共学なのに男女別に定員を設けている「男女別定員制」の廃止を求め、都立高校の教諭らが9日、都庁で記者会見を開いた。先月、署名サイト「Change.org」で始めた署名には、約2万9千人が賛同。引き続き署名を集めており、来月、都教育委員会に提出する予定という。

 都立高の全日制の普通科では、1950年度から男女別定員制が導入された。都立高と私立高で全体の定員を調整した上で、都内の公立中学校の卒業予定者の男女比から、男女別の定員を設定。倍率は男女で異なり、合格ラインに違いが生じている。都道府県全体で男女別に定員を設けているのは全国で東京だけだ。

 こうした現状を変えようと署名を始めたのは、都立高の教諭や教育関係者らでつくる「東京ジェンダー平等研究会」。署名の発起人の男性教諭は2017年、トランスジェンダーの生徒を受け入れた実践例を報告する場で都立高校の入試制度に触れたところ、他県の教員から男女別定員制について驚かれたという。18年に発覚した医学部の不正入試問題で、「性によって入試の合否が決まる」という構造が都立高でも共通すると認識した。

■「入試の公平性の根幹に関わ…

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