「1日10万円、男女問わず可」 そのバイト、危険です

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茶井祐輝、河野光汰
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 特殊詐欺グループの「分業化」が進んでいる。首謀者の指示のもと、被害者から金を受け取る「受け子」や口座から金を引き出す「出し子」のほか、メンバーをSNSで募ったり、応募者と会って犯行を持ちかけたりする役割が新たに生まれているらしい。あの手この手で捜査を逃れようとしているようだ。

 「面接したことは認めます」。5月18日、大阪地裁。詐欺罪などに問われた中出勝也被告(29)は初公判の冒頭でこう述べた。

 起訴内容は1月、大阪府内の70代女性からキャッシュカードをだまし取り、150万円を引き出したというもの。検察側は冒頭陳述で、特殊詐欺グループ内で、受け子や出し子への志願者を面接し、仕事を頼む役割だったと指摘した。中出被告は公判で、「カードを取りに行くなどの行為には関与していない」と述べた。

 大阪府警は3月、中出被告を詐欺容疑で逮捕した。きっかけはある女性からの「ツイッターで高額収入のアルバイトを見つけたが、犯罪ではないか」という相談だったという。

 捜査関係者によると、女性は昨年末、「1日10万円、男女問わず可」という投稿を見つけた。連絡すると、「すぐ会いたい」とメッセージが届いた。

 大阪府内の飲食店で男と会っ…

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