被告に名前を知られたくない…性犯罪の起訴状、法改正へ

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伊藤和也
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 Q 性犯罪の被害者(ひがいしゃ)を守るために、法律を変えるの?

 A 犯人とされる被告を刑事裁判にかけるときに検察がつくる文書が、起訴状(きそじょう)だ。その起訴状で性犯罪の被害者の氏名を伏せられるように法律を変えようと専門家が話し合っている。子どもが被害を受けた買春やポルノ事件、ストーカー事件も対象になるよ。

 Q 氏名を伏せることで被害者を守れるの?

 A 起訴状は、事件の内容を特定するという決まりがある。そのために、被害者の氏名を書くのがふつうだ。ただ、起訴状は必ず被告に届けられるので、氏名を知られることで、また何か危害を加えられるのではないか、と多くの被害者が不安に感じてきたんだ。

 Q 今の起訴状は、すべて実名で書かれているの?

 A 検察は今の法律の中でできる工夫はしてきた。被害者のニックネームを書いたり、親の氏名と続き柄(がら)で代用したり、表記をカタカナにしたり……。被告がもともと被害者の氏名を知らない場合には問題はないと考えた取り組みだけど、裁判所が「事件内容の特定が十分でない」と認めない例も増えていたんだ。

 そんなころ、被告が法廷で被…

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