「ワクチンの平等な分配を」WHO事務局長インタビュー

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ローマ=大室一也
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 11日に開幕する主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が、朝日新聞の書面インタビューに応じた。先進国で子どもへの新型コロナウイルスのワクチン接種が進みつつある現状について、「高齢者らの方がリスクが大きい」と強調し、「(途上国への)ワクチンの平等な分配に集中するべきだ」と訴えた。

 テドロス氏は先進国と途上国の「ワクチン格差」について、「新型コロナは世界的大流行であり、グローバルに取り組むことが、すべての国の利益になる」として、解消が不可欠だと主張。ワクチンを共同調達する「COVAX(コバックス)ファシリティー」などに各国が力を入れるべきだと呼びかけた。

 途上国感染対策が不十分になると、「ウイルスが変異したり、広がったりしやすくなり、あらゆるところで対応策の効果を損なう」と指摘。格差解消は「道徳の問題にとどまらず、経済的にも保健衛生面での安全保障にも重要だ」とも説明した。

 新型コロナのワクチンに関す…

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