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東京臨海部、有観客の五輪なら1日6.8万人 独自試算

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前田大輔、熊井洋美
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 今夏の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを、政府などが検討している「収容人数の50%を上限に最大5千人」の有観客で開催した場合、7会場が集まるお台場、有明など東京臨海部の半径1・5キロ圏内に、1日あたり最大で延べ6万8千人程度の観客が見込まれることが朝日新聞の試算で分かった。一帯には主会場の国立競技場のものとは別の聖火台をはじめ、大会スポンサーのパビリオンなどが設置予定で、チケットがなくても訪れることができるため、さらに多くの人出が見込まれる。専門家は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、人数制限などの必要があると指摘している。

 大会組織委員会が公表している競技日程と会場の収容数をもとに試算した。五輪競技は10都道県で19日間にわたって行われ、緊急事態宣言下でのイベント制限に準じた「5千人か定員の50%の少ない方」で開催した場合、観客動員は最大で延べ300万人以上(マラソンなどの路上競技を除く)になる。

 なかでも、複数の大会関係者が「人流増が心配だ」と語るのが、お台場と有明をつなぐ「夢の大橋」に設ける聖火台の半径1・5キロにある7会場のエリアだ。

 このエリアは、「都市とスポーツを融合させた、国際オリンピック委員会(IOC)の肝いり」(関係者)で、IOCや組織委は「トーキョー・ウォーターフロント・シティー(TWFC)」と名付けた。「チケットがなくても、大会に触れられる」という史上初の取り組みとして、聖火台周辺に遊歩道(約2キロ)を設けるほか、競技体験ゾーン、大会スポンサーのパビリオン、大型グッズ販売店なども設置する予定だ。競技は新採用のスケートボードや3人制バスケットボールなどを実施する。

 試算では、五輪が開幕して最初の日曜日となる7月25日に最大延べ6万8千人が観戦するなど、大会期間中に7会場で延べ70万人程度が観戦する見通しだ。関係者によると、お台場海浜公園のコロナ禍以前の7月の来園者数は、1日あたり1万人弱だったという。

 さらにチケットのない一般客…

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