中国のワクチン接種8億回 春から加速、週1億超ペース

有料会員記事新型コロナウイルス

北京=高田正幸
[PR]

 中国の国家衛生健康委員会は9日、新型コロナウイルスワクチンの国内の接種回数が8日、延べ8億回に達したと発表した。最近は1週間で1億回以上のペースで接種を増やし、接種率は年末までに8割に達するという見方もある。背景には接種を後押しする国家ぐるみの体制づくりがある。

 英オックスフォード大の研究者らによる「Our World in Data」のまとめでは、中国の接種回数は世界最多で、米国の2倍以上だ。

 中国政府は昨年末、一般市民向けに国産ワクチンの使用を承認したが、出足は鈍かった。2月末までの接種は延べ5千万回程度。約14億人の人口を抱える中国では、4%未満の接種率に過ぎなかった。

 きっかけの一つは、3月5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で李克強(リーコーチアン)首相が「接種を推進する」とはっぱをかけたことだ。

 接種はその後加速した。同委によると、3月27日に1億回に到達。そこから25日後の4月21日に2億回に到達すると、ペースを徐々に速め、先月16日に4億回の接種を達成してからは毎週1週間以内に1億回分以上の接種を行っている。

 中国の感染症の権威、鍾南山…

この記事は有料会員記事です。残り466文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]