対応割れる大学の接種 学生「慶応やるなら早稲田でも」

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上野創、加藤あず佐、増谷文生 狩野浩平、桑原紀彦
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 新型コロナウイルスのワクチンを職場で接種する「職域接種」について、政府は21日のスタートに向けて各地の大学にも準備を促している。学生や教職員への接種を行うと発表する大学も出始めているが、いまのところ医学部や歯学部を抱える一部の大学が先行している状況だ。それ以外の大学は打ち手の確保などに悩みながら対応を検討している。

 学生と教職員ら計約5万人にワクチン接種を行うと7日に発表した慶応大。21日から東京都港区の三田キャンパスで接種を行う予定だ。非常勤講師や業務委託先の社員も対象で、大学病院や関連病院のほか、医学部、看護医療学部、薬学部の同窓会の協力も得て実施する。

 東京五輪のボランティアに参加予定という法学部2年の女子学生(20)は「なるべく早めに大学で接種してもらえると試験にもボランティアにも安心して取り組める」。総合政策学部2年の男子学生(20)は「待っていればいつか打てるだろうと思っていたけど、早いなという感じ。1年以上会っていない祖父母にも会えるようになるかも」と歓迎する。一方、下宿先を引き払って関西の自宅でオンライン授業を受けている3年の男子学生(22)は、東京に出向いて接種を受けるのをためらう。「ワクチンの効果や副反応の情報が十分と思えず、不安もある。社会全体の様子を見て判断したい」

 東北大も21日から、学生と教職員の計約2万8千人を対象に職域接種を始める。大学病院の医師15人ほどが5月から打ち手として協力している仙台駅前の大規模接種会場内で、歯学部の歯科医師らの応援を受けて実施するという。誘導係などを含め、教職員が対応する。「一般の人の接種に医師があたっているので、職域接種は歯科医師が担当することになった。学生や教職員向けは一般の人とレーンを分け、交ざらないようにする」と広報担当者は話す。

「留学控える学生、接種急いでいるとも」

 同じく医学部や歯学部がある…

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