持ち時間5分の維新、国民、共産 首相に問うたのは?

維新国民共産

鬼原民幸
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 菅政権で初めての党首討論が9日開かれ、立憲民主党に続き、日本維新の会国民民主党共産党の党首も質問に立った。持ち時間は5分ずつだった。

 維新の片山虎之助共同代表は、次期衆院選の時期について、新型コロナウイルス禍での突発的な解散・総選挙は感染拡大につながると主張。「(10月の)任期満了の選挙をするつもりはあるか」と問うた。首相は「コロナ対策をしっかり取り組んでいくことを優先していきたい」と述べるにとどめた。

 国民の玉木雄一郎代表は、経済協力開発機構(OECD)の統計を引き合いに、日本経済の回復の遅れを指摘。「米国のように積極財政政策をとるべきで、ワクチン接種が進むいまのタイミングが大事だ」と述べ、早期の補正予算の編成を求めた。

 首相は前年度からの約30兆円を繰り越していることを理由に「状況を見ながら判断する」などと答えた。

 共産の志位和夫委員長は、政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が五輪開催のリスクを指摘していることを挙げ、「新たな感染拡大が起これば、重症者、亡くなる方が増える。そうまでして五輪を開催しなければならない理由は一体何なのか」と迫った。

 首相は「国民の生命と安全を守るのが私の責務だ。守れなくなったら(五輪を)やらないのは当然だ」と語った。志位氏は「国民の命よりも大事なものはない。命をギャンブルにかけるようなことは絶対にやるべきじゃない」と、改めて五輪の中止を求めた。鬼原民幸