大阪府、1500病床増へ 第4波上回る感染状況を想定

新型コロナウイルス

寺尾佳恵
[PR]

 著しい医療逼迫(ひっぱく)に陥った新型コロナウイルス感染拡大の「第4波」の経験を踏まえ、大阪府は9日、計3500病床(重症500床、軽症中等症3千床)を目標とする病床確保計画を明らかにした。現在の約2千床から大幅に増やす。府内の医療機関へ病床数に応じて病床確保を要請する。

 この日の感染症対策協議会で提案した。府は、感染状況を5段階に分けて病床計画を立てている。今回、第4波のピーク時の療養者数の約2万2千人を上回って患者が急増した場合として、新たに「災害級非常事態」を設定。そこでは3500床の確保を目指す。

 また、重症化リスクの高い中等症患者に対応するため、中等症と重症患者の両方を受け入れる一体型病院を新設。他にも「重症拠点病院」や「軽症中等症病院」と病院ごとに機能を分ける。

 症状がおさまっても入院が必要な患者の転院を促すために、新しく府庁内に「転退院サポートセンター」を設ける。これまで転院の調整を病院に任せていたが、府も関与して転院や搬送の調整をしていく。

 このほか、自宅療養者が1万5千人を超えたことを受け、平日の日中に保健所を通して相談すれば、医師の電話相談や往診・訪問診療を受けられる体制を強化することも提案した。この点に関しては、往診を担う側の府医師会の茂松茂人会長が「まずはすでにあるオンライン診療を周知してほしい。輪番体制を確保して往診に行くのは厳しい」と反発したため、今後内容を詰めていくという。(寺尾佳恵)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]