タワマン街の先駆け、今はロボットと共生 高齢化の先は

会員記事

砂押博雄
[PR]

 隅田川沿いの超高層マンションと、昔ながらの住宅街が融合する街並みが続く東京・佃地区。タワーマンション街の「先駆者」として知られるこの街で、住民の高齢化が進む中、ロボットを使った住民サービスの実用化が始まっている。ロボットとの「共生社会」を目指す、全国でも珍しい取り組みだ。

 4月中旬、佃地区のマンション街などで、警視庁月島署の警察官が不思議な「乗り物」に乗って、住民たちに交通安全を呼びかけた。丸いフォルムに、大きな目。「ロボットが走行しています」「すみませんが、道をお譲り下さい」など、表情ゆたかに声をかけながらゆっくり移動するその乗り物に、道行く人たちは思わず足をとめ、笑顔になった。

 乗り物の正体は、目的地まで自動運転で走行する1人乗りのロボットだ。

 最新のAI(人工知能)を搭載し、障害物はセンサーが感知して回避、段差や坂道の走行も自動でこなす。搭載するカメラが信号の色を認識し、停止や始動などの動作を瞬時に判断、最高時速6キロのゆっくりしたスピードで道を進んでいく。

宅配や警備も自動化めざす

 開発したのは、二足歩行のロ…

この記事は会員記事会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。