パリ・コレブランドも採用 福井発リボンメーカーの実力

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東京・原宿のショールームにずらりと並ぶリボン
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 福井県あわら市に本社がある服飾副資材のメーカー「SHINDO」がつくるリボンは、パリ・コレクションで発表する海外の高級ブランドや東京の新進ブランドの服に使われている。デザイナーの創作活動を陰で支える存在だ。

 東京・原宿のショールームを訪ねると、壁一面にカラフルなリボンやテープが所狭しと並んでいた。約2万点をそろえているといい、手に取って色や質を確かめたり、一部を切ってサンプルとして持ち帰ったりすることもできる。

 マーケティングや広報を担う鎌田進さんは「何人かで来て企画会議が始まったり、デザインを考えつつ3時間ぐらい滞在するデザイナーもいる。駆け込み寺と呼ばれています」と笑う。

 デザイナー小泉智貴(ともたか)が手がけるトモ・コイズミの作品では、色鮮やかなボリュームのあるドレスに、リボンがちりばめられた。

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SHINDOのリボンが使われたトモ・コイズミのドレス=大原広和氏撮影

 リトゥンアフターワーズのデザイナー山縣(やまがた)良和も、07年のブランド立ち上げ当初から、ショーを行うたびに様々なリボンを使ってきたという。山縣は「価格が高すぎることなく種類が豊富で、特殊な素材などを用いた実験的なリボンがある。若手デザイナーへの支援やコラボレーションも多くしている」と評価する。

 1970年に繊維業の盛んな福井県で「新道繊維工業所」として創業。学校のジャージーの袖口に使われるリブの部分など、スポーツメーカーやアパレル企業からの受注品の生産で、業績を伸ばしてきた。

 ただ、学校販売の時期を過ぎ…

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