営業力ゼロでも広がった「車の化粧」 原点はアルバイト

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三浦惇平
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 車に深いつやをもたらす、カーコーティング。このサービスを、全国のガソリンスタンドに広めた会社が愛知県大府市にある。このKeePer技研の創業者である谷好通会長(69)は、学生時代にアルバイトとして車を磨いた経験を原点に、新たなサービスの確立に挑んできた。これまでの歩みを聞いた。

 ――カーコーティングには、どのような効果がありますか。

 「当社では、車の表面に、ガラスの膜と、レジン(樹脂)の膜を重ねて塗ります。単に汚れを落とすだけでなく、深みのあるつやを出します。車の『化粧』と言えますね。撥水(はっすい)力が高いため、雨が降ると、雨水とともに、汚れもはじきます。そのため、『洗車の回数が減りました』とお客さんからよく言われます。メンテナンスも楽になるんです」

 「車を売却する時の査定額も上がりやすいようです。中古車買い取りチェーンに協力してもらい、コーティング後に車の査定額が上がるか、検証したことがあります。査定額はコーティング前より約1割上がりました。実際、コーティングを査定直前に希望されるケースもあります」

 ――コーティング剤やスポンジは、独自に開発されていますね。

 「当社独自でつくったり、ドイツの化学メーカーと共同開発したりしています。直営店の『キーパーLABO(ラボ)』で実際に使いながら、開発陣に改善点を伝えます。現場を知っているからこそ、使いやすい製品になりますし、お客さんにも喜んでもらえます」

独自の資格制度

 ――開発した製品は、多くの…

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