「ウイルスに打ち勝った後に…」 首相、憲法改正へ意欲

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 菅義偉首相は10日、中曽根康弘元首相が率いた超党派の新憲法制定議員同盟が開いた集会に、ビデオメッセージを寄せた。憲法改正について、「ウイルスに打ち勝った後に待つ、新しい時代にふさわしい我が国の憲法のあり方について国民的な議論と理解が深まるよう、その環境を整備し、しっかり挑戦していきたい」と述べた。

 集会は「中曽根康弘会長を偲(しの)び、新しい憲法を制定する推進大会」。メッセージで首相は「新型コロナへの対応を受けて、緊急事態への備えに対する関心が高まっている」と主張。憲法改正の手続きを定めた国民投票法改正案が今の国会で成立する見通しとなったことに触れ、「憲法改正の機運が確実に高まっている今だからこそ、実現に向けて進んでいきたい」と訴えた。

 首相は憲法記念日の5月3日に改憲派の集会に自民党総裁として寄せたビデオメッセージでも、新型コロナウイルスの感染拡大に触れ、大災害などの時に内閣が国民の権利を一時的に制限する「緊急事態条項」に関し、「極めて重く大切な課題」と語っている。