慶大5-3関学大 大学野球選手権、69年前と同じ結果

高橋健人
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 69年ぶりの顔合わせは、勝敗も得点も一緒の結果となった。東京・神宮球場で開催されている全日本大学野球選手権準々決勝は10日、慶大(東京六大学)と関学大(関西学生)の顔合わせとなった。1952年の第1回大会以来の対戦は、慶大が当時と同じ5―3で勝利を収めた。

 第1回の出場はわずか8校。両校がそれぞれ2勝して決勝に進んだ。当時の試合では、先取点を許した慶大が反撃する形で七回までに5得点。終盤に粘った関学大を振り切り、5―3で初代王者に輝いた。

 一方、27校出場の今大会は、慶大が1勝、関学大が2勝して迎えた準々決勝での対決となった。

 69年前の試合と違い、今回、先取点を奪ったのは、慶大だった。

 「汚いヒットでもゴロでも犠飛でも1点を取る気持ちだった」

 一回に4番正木智也(4年、慶応義塾)が犠飛を放ち、三塁走者を生還させた。

 関学大に2本のソロ本塁打を打たれていったんは追いつかれたが、再び、慶大が押し出し死球で勝ち越しに成功。終盤に5―2から1点を返され、前の試合と同じスコアで試合が終わった。

 「持っているものを出せたが力が足りなかった」と悔しがったのは、本荘雅章監督(50)だ。実は、関学大が前回、全日本大学選手権に出場した93年の第42回、青森大戦でマウンドに上がった投手だった。

 3年ぶり12回目の出場の慶大に対し、関学大の出場は28年ぶり6回目。関学大にとって久しぶりの大会だったが、またも慶大が立ちはだかった。

 試合後、運命的な試合となった感想を聞かれた慶大の主将福井章吾(4年、大阪桐蔭)は「知らなかった」と答えつつ、「伝統ある大学選手権で良い相手に勝利できたことは自信にしたい」。(高橋健人)