オンラインで学ぶ国際交流 熊本の高校生

池田良 屋代良樹
[PR]

 オンラインで海外とつながり交流しようと、ルーテル学院高校(熊本市)の生徒が7、8の両日、海外で働き在住する日本人や現地の住民と意見を交わした。

 交流をしたのは1、2年生の生徒計700人。「総合的な探究の時間」の教科で50分間、それぞれの教室にパソコンを設置し、西アフリカコートジボワールと中米のベリーズの2カ国と中継して互いの文化などを紹介した。同校がオンライン事業を手がける会社「ニット」(東京都)に依頼、相談して実現した。

 授業では現地の言葉であいさつしたり、生徒が英語で質問したりした。「日本の文化に触れる機会はありますか」と尋ねると、ベリーズの女性は「アニメ」と答えた。出席した2年生の田中尊子(とうこ)さんは「身近に海外の言葉や文化に触れられた。多民族で互いを認め合いながら生きる人たちの心の温かさも伝わった」と話した。

 同校ではオンラインでの国際交流は初の試み。企画した教師の渕上美江さんは「学校の制度にある短期留学がコロナ禍で中止になるなどしており、少しでも海外に触れる機会をつくりたかった。新たなかたちで世界とつながり、主体的に学び、視野を広げてほしい」と話した。(池田良)

     ◇

 NPO法人ドットジェイピー(本部・東京)熊本エリアは6日、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」で議員と熊本県内の大学生が語り合う交流会を開いた。政治や社会について意見を交換し、若者の投票率向上につなげようと企画した。

 県内での開催は昨年に続き2度目。藤末健三参院議員や磯田毅県議ら計11人の議員と県内の大学生計23人が自宅などから参加した。同法人は全国に31拠点を置き、春と夏に議員インターンシップなどを主催している。

 交流会では議員の紹介後、参加者がオンライン上で少人数のグループに分かれて議員の仕事内容やコロナ対策などについて議論した。学生は議員に対して「コロナ禍でリモート授業が主になった大学の学費をカットできないか」「議員のように他人に自分を知ってもらうにはどうすれば良いか」などと質問。計約4時間、交流した。

 参加した岩田智子県議は閉会後の取材に、「コロナ禍で学生が苦労していることや不満に感じていることが伝わったので、議員としてできることをしたい」と話した。

 熊本学園大1年の高松未来さん(18)は「熊本のこれからを良くしようとする議員の考えを知れてよかった。他の学生の質問を聞いて自分の視野が広がった」と話した。(屋代良樹)