自転車ヘルメット購入に助成 おしゃれ楽しむタイプも
榊原織和
【島根】自転車利用者のヘルメット着用を普及させようと、県交通安全協会が今年度、初めてヘルメット購入への助成を始めた。高齢者にも広めようと、ヘルメットには「おしゃれ」を楽しめるタイプもある。
県警によると、県内では昨年、交通事故737件のうち、自転車が絡む交通事故は1割強の95件を占める。そのうちの死亡事故は3件で、いずれもヘルメットをつけていなかった。交通企画課の担当者は「ヘルメットで頭を守れば、事故に遭っても比較的軽いけがで済むこともあり効果的」という。
購入を助成するヘルメットは、県交通安全協会が推奨する約30の商品の中から選び、協会を通じて購入する。通学・スポーツタイプは販売価格の25%、成人用は20%を助成する。価格は約6千円~1万3千円(税込み)が中心だ。
最近需要があるのは、ヘルメットの上にデザイン豊富な布製の帽子をかぶせるタイプだ。麦わら帽子風や水玉柄、リボンがついた物もある。一見、ヘルメットをかぶっているように見えず、協会の担当者は「日よけにもなり、大人にも使ってもらいやすい」と普及を期待する。
商品のリストは協会のウェブサイトで見られるほか、警察署にもある。購入の申し込み・問い合わせは協会(0852・36・6366)へ。(榊原織和)
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