有力候補は再び対米強硬派 波乱含みのイラン大統領選挙

有料会員記事イラン大統領選2021

テヘラン=飯島健太
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 イランで18日、4年に1度の大統領選が投票される。米欧との対話の窓口を開いたロハニ大統領は8月で任期を終え、対米強硬派が再び政権を握るとの見方が強まっている。候補者選びから波乱含みで、イラン国内では不満の声が噴き出し、選挙後に禍根を残す恐れも出ている。(テヘラン=飯島健太)

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イラン国営テレビで生放送された大統領選の候補者による討論会で演説する、最有力候補のライシ司法長官=2021年6月5日、テヘラン、飯島健太撮影

 今回の大統領選は候補者を選定する段階から、不穏な幕開けとなった。

 イランでは、大統領選に立候補するには「護憲評議会」の事前審査をパスする必要がある。今回は592人が審査を受け、7人が立候補を認められた。

 護憲評議会はイスラム法学者と法律専門家の各6人で構成される。人選に深く関わる最高指導者ハメネイ師の強い影響下にある。

 立候補が認められたのは、イスラム法学者で保守強硬派のライシ司法長官や同じく強硬派のジャリリ元最高安全保障委員会事務局長、レザイ元革命防衛隊司令官ら。一方、ロハニ師と同じ保守穏健派のラリジャニ前国会議長や、改革派のジャハンギリ第1副大統領はいずれも失格になった。

 中でも、ライシ師が知名度や経歴で他の6人を引き離し、当選が確実視されている。

 ロハニ師は2期目で憲法の規…

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