60歳以上の3人に1人「親しい友人いない」 内閣府

滝沢卓
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 60歳以上のおよそ3人に1人が、「家族以外に親しい友人がいない」と答えているとの調査結果が11日、内閣府が発表した今年の「高齢社会白書」に盛り込まれた。高齢者の孤立が深刻な課題になっている。

 調査は60歳以上の生活などについて、1980年度から5年ごとに実施している。今回は昨年12月~今年1月に行われ、男女1367人の回答を集計した。

 家族以外の人で相談や世話をしあう親しい友人がいるかを尋ねたところ、いないと答えたのは31・3%で、5年前の前回調査(25・9%)から5・4ポイント増えた。同時に調査したアメリカ、ドイツスウェーデンはいずれも約10%だった。日本では調査を開始した1980年度から毎回約3割前後の水準という。

 内閣府は高齢者が望まない孤独に陥らないよう、新型コロナ下で直接会う機会が難しい場合でも、オンラインを活用しながら地域のイベントに参加する取り組みを推進するという。滝沢卓