海外は「我慢からリバウンド」 アルプスアルパイン社長

有料会員記事景気アンケート2021年春

聞き手 土屋亮、編集委員・原真人
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 コロナの世界経済への打撃はいつまで続くのか。売り上げの大半を海外で稼ぐ電子部品メーカー、アルプスアルパインの栗山年弘社長に聞いた。

 当社は売り上げの8割を海外であげており、その3分の2が車載器などの自動車関連です。昨年度はこの分野で約15%の減収になりました。しかし、昨年秋からは急速に回復し、今年度は実質的に「アフターコロナ」期に入っています。

 扱っているのは比較的高級な自動車向け製品で、米国、中国、欧州が3大市場です。中国ではコロナの影響はほとんどなくなり、米国もワクチン接種で急速に正常化。欧州も回復途上にあります。各国とも財政出動を強めていることもあり、コロナ下の我慢の時期からのリバウンドで売り上げは急速に回復しています。いまは製品づくりに欠かせない半導体不足のほうが、頭が痛い問題ですね。

 仕事のやり方は大きく変わりました。東京本社の平均出社率は緊急事態宣言下では15%、宣言下でなければ50%ほどです。これで十分対応できています。米国や欧州ではこの1年、テレワークが当たり前であり、東京本社だけが全員出社する必要はまったくありません。私自身も出社は週2日程度に抑えていますが、業務に支障は出ていません。

 転勤も単身赴任も減らしています。コロナ後、制約がなくなっても、ビジネスによる海外渡航はかつての半分くらいにとどまるのではないでしょうか。

 社員からは時間でなく成果で…

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