悩みは本社の立地 ワコールHD社長の語る「女性活躍」

有料会員記事景気アンケート2021年春

聞き手・田中奏子
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 政府は、指導的地位に占める女性の割合を2020年代のできるだけ早い時期に30%にするという目標を掲げている。下着大手のワコールでは全従業員の9割が女性だが、管理職に占める女性の割合は、課長級が約24%、役員は約6%。親会社のワコールホールディングスの安原弘展社長に、「女性活躍」の取り組みと課題を聞いた。

 数字を見れば、少ないと思われるでしょう。ですが、そんなに遠い将来ではなく、女性の部長は何人も出てくると思います。新規採用の総合職も傾向として女性のほうが多く、課長級はどんどん増えていくでしょう。

 一方で役員となると、本社が京都にあることがハンディキャップになっています。上の役職になればなるほど、本社にしか職種がありません。結婚した後、パートナーが東京や海外に転勤して、残念ながら退社していく人が多い。育児休業など継続勤務のための制度は手厚くしていますが、パートナーの転勤はどうしようもありません。

 では、女性のキャリアアップ…

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