東京・大阪の大規模接種センターの対象、全国に拡大

新型コロナウイルス

松山尚幹、菊地直己
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 政府が東京と大阪に設置した新型コロナウイルスワクチンの「自衛隊大規模接種センター」をめぐり、防衛省は10日、対象地域を全国に拡大すると発表した。自治体が送付する接種券を持っている65歳以上の高齢者なら予約できる。予約受け付けはインターネットに限っていたが、電話での対応も始める。応募が低調なことを受けて変更した。

 防衛省によると、今月7日に受け付けが始まった14~27日の接種分の予約状況は、10日午後5時現在で、東京会場が予約枠14万件のうち約8割が、大阪会場は7万件のうち約7割が空いている。そのため、東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県、大阪、京都、兵庫の3府県に限っていた地域の縛りをなくした。10日夕から全国から予約できるようにした。

 電話での予約受け付け開始は、12日午前7時から。東京会場は0570・056・730、大阪会場は0570・080・770。

 全国拡大は現在の対象地域の近隣で接種率を底上げするのが狙い。高齢者の1回目の接種率(9日時点)でみると、東京都が約30%に近づく一方、栃木県は約19%、茨城県は約23%にとどまる。政権幹部は「全国といっても、実際に2回の接種に来られるのは近くの地域だけ」と語った。接種率が低迷した地域選出の国会議員からの要望も受け、今回の対象拡大に至ったという。

 中山泰秀防衛副大臣は10日夕の記者会見で「今後、基礎疾患がある方などを含め、64歳以下の方々にも接種券が送付される。こうした状況も踏まえつつ、さらなる対応をしたい」と対象年齢の引き下げ検討にも言及した。(松山尚幹、菊地直己)

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