自動車で稼ぎ、脱炭素・デジタルに投資 日本ガイシ社長

有料会員記事景気アンケート2021年春

聞き手・近藤郷平
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 2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)にする目標をめざし、脱炭素社会に向けた動きが国内外で加速している。自動車の排ガス浄化製品を主力とし、脱炭素に関する技術もある日本ガイシの小林茂社長に展望を聞いた。

 自動車関連の我が社のビジネスは、内燃機関(エンジン)の車がなくなれば、ゼロになります。電気自動車の広がりなど、内燃機関の車は徐々に減っていくと思います。もっとも、プラグインハイブリッド車ハイブリッド車は内燃機関を搭載しており、私たちの製品が使われます。今後も自動車関連で生み出されるキャッシュを使い、未来に向けて技術を磨いていくことができます。

 具体的には、今後10年間で研究開発に3千億円を投じます。そのうちの8割はカーボンニュートラルとデジタル関連の分野です。

 たとえば、脱炭素に向けては二酸化炭素(CO2)の分離や回収が課題ですが、当社にはCO2を分子レベルで分離するセラミック膜の技術があります。技術を確立し、製品化できれば脱炭素社会に大きく貢献できます。

 再生可能エネルギーで、水を…

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