両陛下、四大行幸啓にオンライン出席 新旧手法で実現

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杉浦達朗

 「緑の少年団のみなさん、今日は私たちに丁寧に説明していただきどうもありがとう」。マスク姿でもわかる優しい表情で、画面越しに島根の子どもたちに語りかける天皇陛下。「四大行幸啓」への初のオンライン出席を実現させたのは、「現代の技術」と「半世紀前の経験」による新旧の手法の融合でした。

 5月30日、天皇、皇后両陛下は、定例地方訪問「四大行幸啓」のひとつに数えられる全国植樹祭に出席しました。今年の会場は、島根県大田市新型コロナの猛威が収まらない中、「移動で『密』をつくり地元に負担をかけてはいけない」という陛下の考えもあり、両陛下は赤坂御用地から初の「オンライン出席」となりました。

 約600キロ離れた東京と島根を結んでのオンライン出席。両陛下は昨年秋から、オンラインでの施設訪問や交流を続けており、陛下も「新たな可能性を見いだせた」とオンラインの手応えを語っています。

 ただ、植樹祭は開催地ゆかり…

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