五輪はスポーツの側から「やめよう」と発信しよう

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聞き手・構成 潮智史
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筑波大名誉教授・佐伯年詩雄さん

 五輪・パラリンピックがスポーツの祭典であるなら、東京大会を開催するかどうかはスポーツの問題であり、スポーツが決めなければいけません。

 どちらの結論にしても、人任せにしてはいけない。いまこそ、アスリートやスポーツに携わる人が開催の是非について正面から向き合い、思考することを求めます。

 中止では選手がかわいそうという同情論もありますが、選手を利用した失礼なものです。アスリート自身が議論を深めて、自分の考えを表現すべきことです。

 この状況でなお開催を求めるのなら、なぜ、何のために開くのかという論理を示すべきです。誰も示すことができないできた大会の意義を自ら問い、自分の言葉にして訴えないといけません。

 懸念しているのは、このまま…

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    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2021年6月13日14時53分 投稿
    【視点】

    この際になっても、なぜスポーツ界は成り行き任せで黙するのか。子ども時代からのスポーツとの接し方と関係があるように思えてなりません。最近、「サイレントリーグ」と名付けられるサッカーやラグビーの大会を取材しました。大人が黙る、という意味の大会で