俳優・千葉雄大、再びの光源氏くん 和歌にビブラートも

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聞き手・宮田裕介
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 柔和な表情の奥に隠れている気骨を強く感じる、俳優・千葉雄大。ドラマ「いいね!光源氏くん し~ずん2」(NHK、毎週月曜夜10時45分)で、現代にタイムスリップした源氏物語の主人公・光源氏を昨年に続き演じている。「人の心に残る仕事をしたい」と語る俳優が今気になる人は、あの民放アナウンサーで……。今作にかける思い、ファンの存在、仕事観を聞いた。

 ――今作は、昨春に続く続編で、現代に次元ジャンプした光源氏と、恋に積極的になれない会社員の藤原沙織(伊藤沙莉(さいり))の同居生活を描くラブコメディーです。平安貴族の光源氏を演じることは、独特の難しさがあると思います。やりがいは。

 前作から思っていることですが、コミカルに寄り過ぎてしまえば、真剣に伝えたいことは伝わらないと思っています。今作もコミカルなシーンがあり、それはそれで思い切り演じますが、ギャグっぽくならないように、微妙なあんばいを保つことを努力はしました。

 ――感動すると、和歌を詠み上げる光源氏は健在です。ラップバトルならぬ「和歌バトル」も繰り広げられます。

 和歌を詠むことは、前作より…

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