アフリカ・サヘルの仏軍縮小へ 治安不安も兵士の命重視

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パリ=疋田多揚、カイロ=北川学
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 フランスのマクロン大統領は10日、「テロリストの掃討」を目的に、アフリカのサヘル地域に展開する仏軍の体制を見直すと表明した。イスラム過激派などの伸長がやまず、兵士の犠牲が相次いでいた。介入が泥沼化するのを避けるため、縮小を迫られた格好だ。(パリ=疋田多揚、カイロ=北川学)

 マクロン氏はこの日の記者会見で、「サヘルの国々が(本来)果たすべき役割を、ずっとフランスが取って代わるわけにはいかない」と述べ、仏軍の縮小を表明した。具体的な計画には触れなかったが、仏紙ルモンドによると、2023年初めまでに要員を2500人まで半減する案が検討されているという。

 仏軍は13年、サハラ砂漠南縁のこの地域で本格的な軍事介入を開始。旧植民地のマリ北部を実効支配するイスラム武装勢力の南下を阻もうと空爆を重ね、地上戦にも踏み切った。

 翌年、周辺のブルキナファソ、モーリタニア、ニジェール、チャドを交えた5カ国と「バルカン作戦」を開始。今回、マクロン氏はこの作戦を「終わりにする」と表明した。

 フランスがサヘル地域に関与…

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