株高で口座開設が倍増、懸念は米中関係 松井証券社長

有料会員記事景気アンケート2021年春

聞き手・稲垣千駿
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 コロナショックで一時急落した日経平均株価は、その後の世界的な金融緩和に支えられ、2月に30年半ぶりに3万円台に達した。インターネットを介した投資熱が高まり、この1年は証券各社の業績も堅調だった。ネット専業の松井証券の和里田聡社長に、先行きなどについて聞いた。

 去年は経済全般は非常にマイナスの1年でしたが、反比例して株式市場は好調でした。積極的な財政政策金融緩和を背景に、資金が市場に流れ込んで世界的に株価が上昇しました。当社も口座開設数が倍ぐらいになり、残高は資産の評価額が上がったので大いに増えました。

 感染拡大を抑え込んでいる米中の経済が強く、米国の株価はコンスタントに上がっています。経済活動の抑制が続く日本では、最近の3、4カ月ぐらいは上値が重かった。ただ、ワクチンの接種率が上がれば正常化に向かい、今年末には日経平均が3万2千~3万3千円まで上がる可能性があるとみています。

 一方で懸念しているのは米中の貿易摩擦です。これが激化して部品供給網が寸断されれば、モノが値上がりし、企業の二重投資も必要になるかもしれません。株価は景気の先行指標で、(米中対立の)激化の恐れがあれば投資家はリスクをとらず、市場の低迷につながります。

 1年以上株価が上昇し続ける…

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