欧州勢と国内で5年ぶり対戦 実現の裏に元Jの名将あり

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吉田純哉
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 (11日、サッカー国際親善試合 日本1―0セルビア ノエビアスタジアム神戸)

 ひやりとした。日本は前半44分、セルビアに中盤でボールを奪われた。カウンターを浴び、あわや失点という場面だった。精彩を欠いたMF橋本拳人とFW古橋亨梧は前半で退き、接戦を制した。DF長友佑都は「実力を試すいい相手。フィジカルも強くて、厳しい戦いになった」と振り返った。

 日本が欧州勢と国内で対戦するのは2016年6月に1―2で敗れたボスニア・ヘルツェゴビナ戦以来。18年W杯ロシア大会後、欧州の代表チームによる公式戦「欧州ネーションズリーグ」が新設された。強豪の欧州勢を東アジアの日本に招くことは地理的にも簡単ではなかったが、さらに強化試合を組むことは難しくなっている。

 今はコロナ禍で選択肢も限られる。なぜ、今回の対戦が実現したのか。

 日本サッカー協会は6月の親善試合の相手として、欧州選手権(11日開幕)の出場を逃した国で探した。第1希望は、世界ランク25位と日本より上位のセルビアとした。日本協会の反町康治技術委員長は「日本を熟知している監督さんで、話が早く済んだ部分は正直ある」と明かす。今回はJ1名古屋でプレーし、指揮官も務めたストイコビッチ監督との縁に助けられた。

日本サッカー協会は欧州勢をターゲットに交渉を進めた

 日本は技術と体格に優れて、組織力の高い欧州勢に18年W杯でも苦しんだ。喫した2敗はポーランドとベルギーだ。22年W杯カタール大会で過去最高8強以上をめざす上で、避けて通れない相手となる。

 いまや日本選手の大半が欧州…

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