アイドルが挑む小論文…NMB佐月愛果が語る学びと未来
NMB48のメンバーが書いた小論文を大手予備校・河合塾の講師に添削してもらい、文章表現のヒントを探る朝日新聞の企画「NMB48のレッツ・スタディー!」のオンラインイベントが6月19日に開かれます。過去2回にわたってNMB48をテーマにした小論文に挑んだメンバーの佐月愛果(さつきあいか)さん(19)が、締めくくりとなる3回目のお題に取り組み、大手予備校・河合塾の加賀健司講師から添削と講評を受けます。このイベントを前に、佐月さんが朝日新聞ポッドキャストに出演し、「文章を書くことで得られるもの」について熱く語りました。聞き手は山根久美子、阪本輝昭です。
ポッドキャストでは、7期生として加入したばかりの佐月さんが、試行錯誤して200文字を書き上げた経験やイベントへの意気込みを語りました。
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Apple PodcastやSpotifyなどで配信しています。音声プレーヤーの右上にある「i」の右上にあるボタン(購読)でリンクが表示されます。近く後編も配信される予定です。
山根:この企画を担当すると初めて聞いたときはどう思いましたか?
佐月:まず「なぜ私」と思いました。特に「かしこキャラ」というわけでもないし……。でも、せっかくの機会なのでぜひチャレンジしたい、と思いました。
山根:1回目はNMB48の「いいところ」、2回目は「足りないもの」を書く、というお題で小論文に挑戦してもらいましたが、いかがでしたか?
佐月:私自身が加入してまだ1年ほどなのに、そんなテーマで何かを書いていいのかな、ってすごく悩んだんですけど、思ったことを紙に単語、単語で書き留め、それを文章にしました。けっこう時間がかかりました。短い文字数(200字以内)でまとめるのがめちゃくちゃ難しかったですね。
でもこの課題に取り組んで、自分でも改めて考えたこともあり、いい方向に考えを向けることができました。
阪本:佐月さんはいいところとして「仲の良さ」を挙げ、取材でも「誰も置き去りにしない温かさ」を挙げていました。実際その通りだと思います。アイドル同士として互いに競い合う関係ではあるけれど、互いに手を差し伸べ、助け合うことが結局は互いを高めることにつながっていく。NMBに対して、外から見てそういう印象をもっていましたが、やっぱりそうなんだと。
一方、2回目は「NMB48に足りないもの」ということで、新人の佐月さんにはプレッシャーのかかるお題だったかも知れません。佐月さんはどう書きましたか?
佐月:加入前からずっとNMB48が好きで、応援してきていたんですけど、全盛期とされる時期のメンバーが卒業し、その頃に比べると勢いや盛り上がりが足りないなと思い、そう書かせて頂きました。でも、それを私なんかが書いていいのか。すっごい悩みました。
阪本:その穴を自分たちが埋めなければいけないんだ、本当の全盛期はこれからなんだという意欲が論文ににじんでいました。
佐月:論文を書くにあたり、「足りないものは何だと思いますか?」って3人の先輩に聞きました。「大阪らしいお笑いが足りない」とか、「先輩がどんどん卒業していく中で、先輩・後輩の差が埋まりきっていない」とか、「貪欲(どんよく)さが若い世代に足りない」とか、いろいろ考えを聞かせて頂きました。
山根:加賀先生の指摘で何かハッと気づいたことはありましたか?
佐月:すごくたくさんあるんですけど、「構成がいい」と言って頂けたのがすごいうれしくて。「いいところ」のお題で、加入前に外側から見ていたものと、加入後に内側で感じたことを分けて書いたところがいいと言われました。それぞれの立場や段階で感じたことを言葉にする機会ってすごく貴重で、これからも大事にしていきたいと思いました。
山根:(6月19日の)オンラインイベントに向けて意気込みを聞かせて教えてもらえますか?
佐月:直接、小論文を先生に見ていただけるのはすごく楽しみです。同時に、参加者の皆さんにも論文を見てもらうことになるので、ちょっと不安ではありますが、皆さんと一緒に楽しみながらできたらな、と思っています。
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佐月さんが出演するオンラインイベント「NMB48のレッツ・スタディー!」は6月19日午後3時から。参加のお申し込みは専用ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11004670)で。
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山根:改めてNMBに入りたいと思ったきっかけを教えてもらえますか?
佐月:9歳の時にYouTub…
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