「五輪で沈黙は責任逃れ」 英医学誌、WHOなど批判

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阿部彰芳
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 医学界で権威のある英医学雑誌ランセットが11日、東京五輪パラリンピック開催の是非について、世界保健機関(WHO)などが沈黙していることは「責任逃れ」だとする論説を発表した(https://doi.org/10.1016/S0140-6736(21)01293-9別ウインドウで開きます)。新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、開催のリスクや、リスクを管理する方法は、広く精査して承認を得る必要があるとし、今すぐ世界的な議論を始めるよう呼びかけた。

 前回2016年のリオデジャネイロ五輪では、ジカウイルス感染症(ジカ熱)が問題となり、WHOが緊急委員会を開いてリスクを評価。米疾病対策センター(CDC)も当時の長官が「大会を中止または延期する公衆衛生上の理由はない」と表明した。

 だが、東京のオリパラではこうした動きは出ていない。同誌は「五輪に向けて世界的な話し合いが必要」という題の論説で、「WHOは開催するべきか言及を避けている」と指摘。CDCには、同誌が大会への態度を明らかにするよう何度か求めたが、応じていないことを明らかにした。

 論説では、海外の参加者が帰…

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