ナダル「私の日ではなかった」 男子単独Vと5連覇逃す

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ロンドン=遠田寛生
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 大会史上に残る激戦だった。特例として外出禁止の午後11時を過ぎても会場での観戦が許された観客たちからは、惜しみない「ラファ」コールが送られた。

 4時間11分の試合後、ラファエル・ナダルスペイン)は観客席に向かって手を挙げた。「赤土の王者」に笑みはない。そして静かに、この日は先にコートを後にした。

 11日にパリのローランギャロスで行われた男子シングルス準決勝。

 全仏通算105勝2敗で、5連覇を狙ったナダルは第1シードのノバク・ジョコビッチセルビア)に6―3、3―6、6―7、2―6で競り負けた。

 ナダルにとって全仏での準決勝進出は吉兆のサイン、のはずだった。今年が実に14度目の進出で、過去13度は全て勝利してそのまま優勝していた。

 今年は第3シードでジョコビッチと同じ山に入ったため、準決勝で相対することになった。対戦成績は28勝29敗。勝利数で相手にリードを許しているものの、全仏に限れば7勝1敗で昨年は決勝でストレート勝ちしている。

 立ち上がりは上々だった。第1セット第1ゲーム、ブレークポイントを2度握られながら相手のミスにも助けられてキープ。その後は、打球の回転量が多いフォアを中心にポイントを重ね、5ゲームを連取するなど第1セットを取った。

 しかし、相手は世界1位だ…

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