ロシア通商代表部職員が出国 警察は出頭要請 羽田から

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 在日ロシア通商代表部の職員に渡す意図を隠して無人戦闘車両などに関する文献を不正に入手したとして、神奈川県座間市の無職の男(70)が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された事件で、この職員が12日午前、ロシアに向けて出国した。県警は、職員が男と共謀して文献を不正に入手したとみて、外務省を通じてロシア側に任意の出頭を求めていた。

 捜査関係者によると、職員は通商代表部に所属する40代の男性。12日午前8時過ぎ、羽田空港からロシアへと出国した。

 県警外事課によると、男は2019年7~12月、職員と共謀し、データベースサービス提供法人のシステムに会員登録して、文献8点を入手した疑いがある。文献は半導体の研究開発にかかわる先端技術や無人戦闘車両に関するもので、男は「約30年にわたって約15人のロシア人に軍事、科学技術関係の資料を渡し、対価として1千万円以上を受け取った」と供述していた。県警は、文献に基づく技術がロシアで軍事転用された場合、安全保障環境に悪影響を生じさせる恐れがあったとみている。

 ロシア大使館は12日、公式フェイスブックにロシア語と日本語でコメントを投稿した。日本語の内容は次の通り。

 「ロシア通商代表部職員が違…

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