戦没メダリスト日記「5月5日、部隊長主催の宴会あり」

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小林恵士
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 1932年の米・ロサンゼルス五輪に出場した後、出征して亡くなった「戦没オリンピアン」の日記を元にした朗読劇が、東京都国立市一橋大の学園祭「KODAIRA祭」で12日、公開された。大学の卒業生が脚本を書き、現役学生も参加して収録。学園祭はコロナ禍を受けたオンライン開催で、13日も学園祭のホームページ(https://www.kodairafes.com/別ウインドウで開きます)で公開する。

 朗読劇の主人公は、東京商科大(現・一橋大)の卒業生、柴田勝見さん。卒業直後にあったロス五輪にホッケー日本代表として出場し、米国、インドの3カ国で戦い、銀メダルを獲得した。その7年後の39年に応召し、2年後に除隊。42年3月に再び応召し、同年8月に中国・山東省で32歳で戦死した。

 制作の元になったのは、再応召直前の3月18日から戦死2日前の8月6日まで、柴田さんがほぼ毎日つけていた日記だ。合計で約2万字程度になり、日々の行動や感想がつづられていた。

 脚本は、卒業生で今も会社勤めをしながら劇団で活動する青木文太朗さん(26)が手がけた。

 約35分の朗読劇では、五輪での試合展開や就職、結婚など柴田さんの人生をたどり、現代を生きる若者が柴田さんと掛け合いをしたり、若者たちが日記の感想を語り合ったりする形式で進む。

16日には国立市公民館の地下ホールで朗読劇を上映する。定員40人。問い合わせは竹内さん(080・3797・9988)へ。

 〈5月5日、部隊長主催の宴…

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