2回目から高額…ネット通販の定期購入、トラブル相談増

伊藤秀樹
[PR]

 インターネットなどの通信販売による定期購入をめぐるトラブルの相談が、熊本県消費生活センターに多く寄せられている。センターを所管する県消費生活課は、申し込みの際には契約内容や解約条件を確認し、申し込みの最終確認画面を印刷するなど記録を残すよう助言している。

 「お試し1回お買い得」とインターネットの広告に出ていたため健康食品を申し込んだが、4回購入が条件の定期購入だったため返品したい――。

 テレビショッピングで安価な化粧品を申し込んだが、商品が届いて2回目以降は高額だと分かった。2回目以降分を解約したいが応じてもらえない――。

 県消費生活課によると、センターには2020年度、定期購入に関するそんな相談が計425件寄せられた。訪問販売などと違って、通信販売による購入申し込みはクーリングオフが適用されず、申し込みの際に契約内容をしっかり確認することが必要という。

 定期購入に関する相談を含め、県消費生活センターが対応した20年度の相談件数は5282件だった。新型コロナウイルスの影響でマスクやトイレットペーパー、体温計の不足など「保健衛生品」に関する相談が増えたため、全体で前年度より約8%増えたという。

 また、昨年7月に県南部を中心に甚大な被害が出た豪雨などの災害復旧に便乗した業者などをめぐる相談もあった。突然訪問してきた業者に「後日、行政から補助金が出るため自己負担なしで修理できる」などと事実と異なる勧誘をされた事例があったという。

 相談や問い合わせは、平日午前9時~午後5時に消費生活センター(096・383・0999)で受け付けている。(伊藤秀樹)