ワクチン、打ち手は歯科医 笛吹で県内初の集団接種

新型コロナウイルス

平山亜理
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 笛吹市芦川町の「芦川ふるさと総合センター」で12日、県内では初めて歯科医による新型コロナウイルスのワクチン接種が実施された。同センターがある地域は山あいに位置し、住民が街の中心部まで行くのは負担がかかるため、地元で集団接種することに。訪問診療をしている歯科医が打つことになった。

 歯科医は笛吹市の篠原泰さん(64)。「チクッとしますよ」と優しく声をかけながら、この日は36人にワクチンを打っていった。13日は100人以上に接種する予定という。

 篠原さんは母親も歯科医で、この地域に親子で30年近くにわたって出向き、診療してきた。ふだん注射するのは口の中。腕に打つのは勝手が違うが、「接種に協力してほしい」と求められ、引き受けた。

 事前に講習を受け、生理食塩水を使って実技の練習もしてきた篠原さん。「自分の職業がこうした形で貢献できてうれしい。みんな笑顔で日常生活を取り戻してほしい」

 篠原さんから接種を受けた人たちは安心した表情を見せていた。農業の霜村守久さん(68)は「ホッとしました。一斉にやってもらってよかった」と話した。

 甲府市内では、「アイメッセ山梨」で19日から始まる集団接種でも約20人の歯科医が参加する予定。同市歯科医師会の原俊副会長は「(コロナは)国難で、ワクチンしか闘うものがない。できるだけ早く打ちたい」と話している。平山亜理

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