「不信任案、解散を覚悟」立憲・福山氏 一部異論も

横山翼
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 与野党の幹事長らは13日、NHKの討論番組で、16日に会期末を迎える今国会の延長をめぐり、論戦を交わした。与党側は延長は必要ないとの考えを示した一方、野党側は会期延長を求めた。立憲民主党福山哲郎氏は、政府・与党が会期延長に応じない場合、「内閣不信任案の提出は選択肢の大きな一つだ。解散を覚悟の上で提出していきたい」と述べた。

 自民党野田聖子幹事長代行は「国会で予定されていた法律案についてはおおむねめどがついた」として延長は不要との見解を示した。

 これに対して、立憲の福山氏は会期の大幅な延長が必要だと強調した上で、これに応じなければ、内閣不信任案の提出も辞さないと改めて述べた。その上で、「不信任案を提出すれば、解散をすると(自民党の)二階(俊博)幹事長が何度も言っている。解散を覚悟の上で提出する」とした。

 それに対して野田氏は「コロナが大変なことになるかもしれないことを覚悟で野党は解散をしたいと言うならば、検討しなきゃいけないかもしれないが、私たちはそれはあまり望んでいない」と発言。さらに、「コロナがしっかり収束してから」と早期解散には否定的な考えを示した。

 野党側は会期延長で足並みをそろえたが、内閣不信任案をめぐる立憲の対応について、他の野党から異論や注文が出た。

 日本維新の会の馬場伸幸幹事長は「会期延長とバーターで不信任案を出すということはあまり理解はできない」と述べた。

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、共産党との政権構想の方向性を明確にすべきだとして、「あいまい戦術のままの内閣不信任(案)提出であるならば、迫力がないし、国民に対しても失礼になるし、政府からも与党からも足元を見られる」とした。(横山翼)