企業に抗議は正義か暴走か SNS拡散、抗議への抗議も

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聞き手・田中聡子 聞き手・中島鉄郎
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 SNSなどでの企業への抗議はいま、「いいね」やリツイートで瞬時に拡散され、その抗議自体を批判する声も上がる。抗議という意見表明は、どこまで社会のためになるのか。

高校生のネット署名、背中押してくれた 田中通泰さん(亀田製菓会長)

 昨年、「過剰包装をやめてほしい」という高校生によるネット署名がありました。名指しされた製菓会社の一つが、亀田製菓です。担当者は最初、身構えたそうです。

 高校生に対してはネットで批判もあったと聞きます。しかし、社会の方向としてプラスチックを減らさなければいけないことは明らかです。高校生の意見は、決して私たちを攻撃しようとか、おとしめようとしたものではなく、まじめに考えた真っ当なものに見えました。高校生の気持ちを理解しなければいけない。ただ一方で、受け取ることで何らかのリスクが生じる可能性もあり、複雑な気持ちではありました。

「過剰包装をやめて」という高校生に対し、ネットでは批判が起きました。こうした「抗議への抗議」をどう考えるのか。記事後半で登場する文筆家・佐久間裕美子さんは「議論のすりかえ」と指摘。東京工業大学准教授・西田亮介さんは、企業への抗議について「『過剰懸念』も多い」といいます。

 私たちも環境への配慮から…

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