驚きあったイスラエルの連立政権 新しい首相は強硬的?

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エルサレム=清宮涼
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 イスラエルで連続12年にわたり首相を務めたベンヤミン・ネタニヤフ氏(71)が退陣し、ナフタリ・ベネット氏が新首相に就任した。ネタニヤフ氏以上の右派とされるベネット氏が、アラブ(パレスチナ)系政党との連立政権入りを決めたことは、驚きをもって受け止められた。一体どんな人物なのか。

 極右政党ヤミナの党首を務める49歳。イスラエルメディアによると、米カリフォルニアから移住した両親の元に生まれ、完璧なアメリカ英語を話す。米ニューヨークでハイテク企業を興し、最高経営責任者(CEO)を務めた経験もある。熱心なユダヤ教徒で、キッパと呼ばれるユダヤ教徒の小さな帽子をかぶる。「イスラエルで史上初めての宗教的な首相になる」と評される。

 パレスチナ問題では強硬な態度で知られる。パレスチナ自治区イスラエルに併合することを主張し、ユダヤ人による入植活動を推進してきた。将来パレスチナが独立国家を樹立する「2国家解決」にも反対する立場だ。

 もともとネタニヤフ氏の主張と共通点が多く、右派リクードが野党だった時代に、党首だったネタニヤフ氏のもとで働いた経験もある。

 国会議員になったのは8年前。2019年にはネタニヤフ政権で国防相を務めたが、近年はネタニヤフ氏への批判を強めていた。

「連立合意には『ナショナリズム』が一言も入らない」

 3月の総選挙(定数120)…

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