「ここは地獄か」過干渉の母 毒親と切り捨てられない

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悩みのるつぼ)相談者

 20代女性です。昔から母の過干渉に悩んできました。何をするにも母の判断と許可がつきまとい、服の趣味など日々の生活のささいなことから進学先まで、母の思い通りでなければ批判されてきました。

 母が口癖のように言うのが「全てはあなたのため」です。私の一挙一動を観察して母の理想と食い違う部分を指摘するのも、私より優秀な他人を引き合いに出して比較するのも、全て「あなたのため」だそう。私はそのせいで自己肯定感が育ちませんでした。産まなければ良かったと言われたこともあります。逆に私が死にたいと言ってしまったときは「お母さんだって死にたいよ!」と返され、ここは地獄かと思いました。

 幼少期からの母親との関わり方が健全でなかったことを様々な本を読んで知り、俗に言う過干渉型毒親とアダルトチルドレンの構図だと気付きました。しかし、虐待やネグレクトはされていません。衣食住が整った環境で大学まで行かせてもらったことも事実です。母を毒親と言い切るには罪悪感もあります。

 母はずっと「娘のため」の人生を生きてきました。一方で、そんな母の人生の責任までのしかかってくるような息苦しさを感じます。これから先、母とどう関わればよいでしょうか。一人暮らしなど物理的に距離を置くことは出来ません。アドバイスをお願いします。

回答者 政治学者・姜尚中さん

 家族という病の中で酸欠のような息苦しさを感じながらも、その場所から脱出できそうにないあなたのため息が聞こえてきそうです。ただ、気になるのはお父さんや兄弟姉妹への言及がないことですが、「母子家庭」で、お母さんと2人きりで生活しているからですか。それから、あなたは大学を出て、現在、どこかで働いているのでしょうか、それとも家の中にとどまっているのでしょうか。

 あなたが、一人暮らしや、お…

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