東芝不公正運営、暴いた外部弁護士 AI使いメール復元

有料会員記事

生田大介
[PR]

 東芝の昨夏の定時株主総会の運営が不公正だったとする調査報告書を作成したのは、海外ファンド側が選んだ外部の弁護士たちだ。調査には強い権限が与えられ、特に人工知能(AI)も活用して電子メールを復元、解析する「デジタルフォレンジック」が効果を発揮したとされる。

 報告書によると、筆頭株主の海外ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントは昨年12月、昨夏の株主総会の公正さに疑義があるとして、東芝に臨時株主総会の招集を要求。会社法316条に基づく「株式会社の業務及び財産の状況を調査する者の選任議案」を提案した。

 これに対し、東芝は社外取締役らでつくる監査委員会で調べた結果、不正はなかったと主張。だが結局、3月に開かれた臨時総会でこの議案が可決された。

 企業の不祥事を調べる場合、会社側がメンバーを選び「第三者委員会」をつくることも多い。だが今回はエフィッシモ側が外部の弁護士から調査者として3人、補助者として12人を選び、選任議案に盛り込んだ。

 議案には「調査のため必要な…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。