西之表市長「不十分だ」 馬毛島アセスに対し意見書公表

奥村智司
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 馬毛島鹿児島県西之表市)で計画されている米軍訓練の移転や自衛隊基地整備に向けた環境影響評価(アセス)で、西之表市は14日、防衛省が示したアセスの方法書に対する八板俊輔市長の意見書を公表した。「騒音の影響が予測できず不十分」として再考を求めている。

 市長意見は、自衛隊機の具体的な訓練内容が決定されていない一方でアセスの対象が限られていることなどから、影響を把握するための調査項目や手法が「極めて不足している」と指摘。「環境保全を担保する方法書として不十分」との評価を示した。

 そのうえで、訓練が計画される実際の機体による飛行騒音を測定し、米軍機が予定のルートを外れて種子島上空を飛ぶ場合も含めることや、アセスの対象に馬毛島に計画される外周道路を加えることなどを求めている。

 防衛省は調査の項目や手法を示す方法書を2月に鹿児島県に送付。県の照会を受け、西之表市を含む種子島の3市町などが10日までに意見を送付した。塩田康一知事は地元自治体の意見を踏まえ、知事意見を7月29日までに同省に提出する。(奥村智司)