「ぽんぽこサンバ」の狸小路商店街 亜星さんの死惜しむ

芳垣文子
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 5月30日に88歳で死去した作曲家の小林亜星さんは、札幌市では市中心部の繁華街「狸小路商店街」(中央区)のテーマソング、通称「ぽんぽこサンバ」を作ったことでも知られている。

 正式な曲名は「狸小路はポンポコシャンゼリゼ」。「ポンポコ」「札幌」などの歌詞が織り込まれた軽快な曲で、作詞は伊藤アキラさん。CMソング「この木なんの木」を亜星さんとコンビで作った作詞家で、伊藤さんも先月亡くなった。

 「ぽんぽこサンバ」は、商店街各所にある大型ビジョンで、今でも毎日、1時間に3回ほど流れている。

 札幌狸小路商店街振興組合には今でも、曲を録音したオープンリール式のマスターテープが残る。箱には「1975年7月21日」の日付と、作詞・作曲者、演奏者名のメモがあるという。数年前、曲ができた経緯を調べようとしたが、当時を知る人が少なくなっており、詳しくは分からなかった。

 同商店街振興組合の島口義弘理事長(58)は「これだけみんなに口ずさんでもらえ、愛される曲を作っていただけて、心から感謝したい」と亜星さんの死を惜しんだ。(芳垣文子)