G7の結束掲げたバイデン氏 対中国、首脳間で温度差も

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コーンウォール=高野遼、金成隆一、パリ=疋田多揚
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 主要7カ国首脳会議(G7サミット)は13日、終始、米国主導のまま閉幕した。トランプ政権時代に混乱した関係は、従来の結束を取り戻した。首脳宣言は米国がこだわる中国との競争を強く意識したものとなったが、世界的な問題の解決には課題も残る。

 「価値観を共有する国々とともに世界をリードする立場に、米国は戻ってきた」。バイデン米大統領はサミット閉幕後の記者会見で、そう強調した。

 今回のサミットは、崩れかけていたG7の存在意義が復活したことを印象づけるものとなった。

 バイデン氏は「G7の指導者だけではなく、これらの国の人々は過去の米国の関与不足に気づいていた」と指摘。トランプ前大統領の米国第一路線からの転換を明示し、「『米国が戻ってきてくれた』という強い思いを感じた」とした。

 トランプ政権時代のG7サミットは混乱続きだった。貿易政策などをめぐって意見が対立し、2018年にはトランプ氏が閉幕後にツイッターで「宣言を承認しない」と表明。翌19年に採択された合意文書はわずか1ページにとどまった。当時、メルケル独首相は「我々が他国を完全にあてにできた時代は終わりつつある」とまで言った。

 今年、協調路線への回帰を掲…

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