コロナ禍にがんを再発した元記者 実感した「瀬戸際」

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重政紀元
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 報道やメディアのあり方を厳しくただしてきた同志社大元教授の浅野健一さん(72)=柏市在住=は、新型コロナウイルスの感染拡大が起こった昨春、咽頭(いんとう)がんが再発した。手術で一命は取り留めたが、声帯を失った。元記者でもある浅野さんはコロナ禍での闘病をどう見たのか――。

 浅野さんが最初にがんと診断されたのは2014年。このときは放射線治療腫瘍(しゅよう)は消失し、毎年の定期検査でも異常は見つからなかった。だが、完治と思っていた19年夏ごろから、食べ物がのどを通るときに痛みを感じ始めた。

 20年3月の内視鏡検査で同一部位に再発が分かった。担当医からは手術しか方法がないこと、さらに咽頭・喉頭(こうとう)の全摘出となり、声を失うことを告げられた。最初の緊急事態宣言が出る直前の3月末に国立がん研究センター東病院(柏市)に入院、4月2日の手術が決まった。

 院内はすでに緊張感が高まっ…

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