五郎丸さん、新クラブの運営を担当へ 指導者は目指さず

須田世紀
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 5月に閉幕したラグビー・トップリーグのヤマハ発動機ジュビロ所属で元日本代表の五郎丸歩さん(35)が14日、浜松市のアクトシティ浜松で会見を開き、現役を引退した現在の心境などを語った。来季は新リーグに参加する新生ヤマ発でマネジメントを担当する予定で、今後、指導者をめざす考えはないという。

 濃紺のスーツとネクタイ姿の五郎丸さんは記者団の質問に、終始柔らかい口調で丁寧に答えた。現在の心境を問われると、「すっきりとした気持ち。後悔は一つも無い」と言い切った。

 リーグ最終戦で出場できずに引退となったことについては、「これも自分の人生だと思う。この悔しさを次のステージに向けた最大の活力としたい」。

 今後も県内に住み続け、新リーグ参加に向けて発足するヤマ発の新クラブでマネジメントを担当するという。現時点では、指導者をめざす考えはないというが、子どもたちへの普及活動には携わっていきたい考えだ。

 新クラブでは、まずはチケット販売に関する企画から始める。「社長からは『クラブ経営を学んで欲しい』と言われている。飾りのアンバサダー(大使)ではなく、社長になれる実力を付けたい」と意気込む。

 県内で活動を続ける理由について、ヤマ発への愛着のほか、静岡県の環境も影響しているという。2019年W杯への県の協力、会場となったエコパスタジアムの聖地化の動きを挙げ、「ラグビーに非常に熱をもって取り組んでくれている。クラブのプロ化に向けた一番のサポート。静岡から全国、世界に向けて発信していけるようなクラブにしていきたい」と語った。(須田世紀)