NATO、対中国・ロシアで結束 亀裂の修復が鮮明に

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ブリュッセル=高野遼、青田秀樹
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 欧米諸国の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)は14日、バイデン米大統領らが参加する首脳会議を開いた。主要7カ国首脳会議(G7サミット)と同様に「民主主義陣営」の結束を再確認し、中国やロシアに立ち向かう姿勢を打ち出した。米トランプ政権下で広がった亀裂の修復が改めて鮮明になった。

 首脳会議は2019年に英国で開催されて以来となる。首脳宣言では「中国の影響力の増大は、同盟国として取り組むべき課題をもたらす可能性がある。安全保障上の利益を守るため、中国に関与していく」とした。さらに、中国の政策が「威圧的」として懸念を表明した。米政府によると、NATOの首脳宣言で安保上の課題として中国に直接言及するのは初めてという。また、ロシアの攻撃的行動、サイバー攻撃への対処などが盛り込まれた。NATOは「戦略コンセプト」の見直しを進め、来年のサミットでの合意を目指すことになった。

 バイデン氏は同日、サミット開始を前にNATOのストルテンベルグ事務総長と対面し、「NATOは米国の利益のために非常に重要だ」と伝えた。加盟国の集団防衛を定めた北大西洋条約第5条についても「神聖な義務だ」と順守することを強調した。

 NATOをめぐっては「米国…

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