東電管内で休止火力を再稼働へ 電力不足で経産省が対策

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長崎潤一郎
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 経済産業省は15日、東京電力管内でこの冬に懸念される電力不足への対策を決めた。必要な供給力を確保するため、発電所の修繕を別の時期にずらすほか、休止中の火力発電所を再稼働させて乗り切る方針だ。

 経産省が具体策を有識者会議に示し、了承された。東電管内では、供給の余力を示す予備率が来年1月にマイナス0・2%、同2月にマイナス0・3%になる見通し。安定供給に最低限必要とされる3%を確保するには、通常規模の原発1・5基分にあたる約150万キロワット分の供給力の上積みが必要になる。

 発電所の修繕時期をずらす調整の結果、1、2月でそれぞれ約100万キロワット分を確保できたという。

 残る約50万キロワット分は、休止した火力発電所の再稼働などでまかなう計画だ。対象施設は、送配電事業を手がける東京電力パワーグリッドが発電事業者などから公募して決める。経産省は、東京、中部両電力の火力部門を統合した発電会社JERAが今年4月に休止した千葉県の姉崎火力発電所を想定している。

 再稼働には半年ほどの準備期間が必要で、近く公募に向けた手続きに入る。再稼働にかかる費用は、東電管内の送電線使用料(託送料金)に上乗せし、新電力を含む小売事業者から回収する方向だ。実質的には管内の消費者が負担する形となる。

 ほかの大手電力管内でも供給…

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