「コスパいい」 実は6千億円超 陸上イージス断念1年

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畑宗太郎、柴田秀並 伊藤嘉孝、成沢解語
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 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(陸上イージス)の導入断念から15日で1年。断念前に防衛省が約4500億円と説明していた総コストは、計画が進んでいた場合、6千億円を大幅に超していたことが新たにわかってきた。政府関係者は「説明が不誠実と批判されても仕方ない」とし、計画中の代替艦のコストも「説明不足で、同じ構図になりかねない」と懸念する。

 今月1日。立憲民主党が東京・永田町で開いた防衛省へのヒアリングで、議員の一人が、陸上イージスの計画が進んでいれば実際には総コストがいくらかかったのかと追及した。政府は陸上イージスに代えて、代替艦を導入する方針だが、そのコストについては、陸上イージスとの比較検討が必須だからだ。

コスパの良さ強調

 陸上イージスでは、安全面を懸念する配備予定地の秋田、山口の住民に対し、防衛省がコストパフォーマンスの良さを強調し必要性を訴えてきた経緯がある。

 同省の担当者は2019年6月、山口県萩市の市議会で説明を行ったが、同市が録音していた音声データを朝日新聞が確認したところ発言内容はこうだった。

 「陸上イージスの導入は、イ…

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