NHK訪問スタッフをネット公開 N国党首らに賠償命令

村上友里
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 NHK受信料の訪問スタッフを撮影し無断でネット公開したなどとして、「NHKから国民を守る党」(現・古い政党から国民を守る党)の立花孝志党首や副党首らに対し、NHKが約1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、東京地裁であった。藤沢裕介裁判長は「受信契約締結のための業務を妨害した」として、立花党首らに330万円の支払いを命じた。

 判決によると、現在の副党首らは2019年9月、埼玉県の視聴者宅で受信料の支払いを説明するスタッフの様子を撮影。最寄り駅まで追いかけながら「ずっと撮影するぞ」などと言い、動画をネットに公開した。撮影と公開は、立花党首が呼びかけたという。

 藤沢裁判長は、こうした動画公開などで業務に支障を生じさせたと指摘。公開をきっかけに、ほかのスタッフが勝手に撮影されたり、コールセンターに嫌がらせの電話がかかってきたりして、NHK側が連絡・報告体制を強化したとしたうえで、「人件費の増加を含め相当額の出費を伴った」とも認めた。(村上友里)