日本アニメ、中国での地位「揺らぎつつある」三つの理由

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山本悠理
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 世界中でファンを獲得してきた日本のアニメ。国の「クールジャパン」戦略にも関わる存在だが、その地位が中国では揺らぎつつあると、北京大の古市雅子准教授は指摘する。世界最大級の市場を抱える中国で、日本アニメは今どのような立ち位置にあるのか、聞いた。

 「日本のアニメは衰退を始めたが……」。北京大で指導する学生の言葉を、古市さんは論考冒頭で紹介する。1990年代に放送された「SLAM DUNK」や「美少女戦士セーラームーン」。あるいは「名探偵コナン」、「ドラえもん」といった日本のアニメ作品の数々は、両国の政治的関係の悪化などを経験しながら、なおも熱狂的な人気で迎えられてきた。だが今、「日本のサブカルチャーに対する熱は少しずつ冷めつつある」と、論考は指摘する。

 古市さんは三つの理由を挙げ…

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    福田直之
    (朝日新聞コンテンツ編成本部次長=経済)
    2021年6月16日23時54分 投稿
    【視点】

     今から5年前、イラストの投稿プラットフォームを運営する東京の会社を取材しました。iPadなどの普及で、作品づくりのハードルが下がり、当時は絵を描く人が増えていたそうです。男性の創業者に「ものづくり日本の復活ですね」と言ったところ、「それは